立立山(たてやま) ── 標高3,015m、北陸の屋根。 立山開山縁起によれば、文武天皇の頃(七世紀末)、佐伯有頼(さえきありより)が父の鷹を追って山に分け入り、阿弥陀如来の出現を見て開山したと伝える。
立山の最大の特徴は 地獄谷。硫黄の煙が絶え間なく吹き出し、噴泉孔は熱湯を噴き上げる。中世の人々はこの光景を見て「本物の地獄が現に開いている」と恐れ、ここを死後の世界の入口と信じた。
立山曼荼羅と呼ばれる絵巻物が室町時代以降盛んに作られ、「死後の魂は立山に登り、地獄で罪を裁かれ、浄土に至る」という壮大な救済図が描かれた。芦峅寺・岩峅寺の 御師(おし)たちがこれを携えて全国を廻り、立山参拝を勧めた。
頂上の 雄山神社は立山三山(雄山・大汝山・富士ノ折立)の主峰に座す。剱岳との縦走路は日本でも屈指の岩稜帯であり、現代の登山家にとっても挑戦の山であり続けている。
十 界 修 行 ・ 六 根 清 浄
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※ 修験道は信仰の山。装束・作法・伝統を尊重しての登拝をお願いします。気象条件により登攀困難となる場合あり。
立山の主神を祀る三宮(峰本社・中宮祈願殿・前立社壇)。
立山曼荼羅信仰の中核であり、
麓の前立社壇から頂上の峰本社へ、一日かけて参詣する。